重要なポイント!中古マンション購入時には配管をチェックしよう
中古マンション購入時にはかずかずの検討項目がありますが、見落とされがちな重要項目に「配管」があります。
マンションでの生活を支える基本的な設備ですが、購入直後に寿命を迎えると日々の暮らしに支障をきたしやすいうえ、交換にも費用や手間がかかりますから、購入前にぜひご確認ください。
中古マンション購入前に知っておきたい配管の寿命
一般的には20~30年といわれますが、各配管の種類にもよって変わり、古い配管では10~15年程度となる場合があります。
古い配管が使われているのは1960~1970年あたりに建てられた古いマンションで、現在ではあまり使われない水道用亜鉛メッキ銅管が使用されている例が多いです。
この配管は現在主流のものより寿命が短く、10~15年ほどでの取り替えが推奨されています。
1970年以降に建てられたマンションでは高性能の配管が順次使われるようになり、それだけ寿命が延びて30年近く使用できる場合もあります。
それでもコンクリート造のマンション自体の寿命となる100年近くはもたず、どこかの時点で限界を迎え、交換が必要になるのです。
なお、配管が寿命を迎えると赤水が出たり、水漏れをしたりと正常に使用できなくなりますから、交換時期を迎えている配管の使用を続けるのは現実的とはいえません。
中古マンションでは配管の耐用年数をすでに過ぎているか、大部分を消費している可能性がありますので、購入前によくご確認ください。
中古マンションの配管を交換する費用はどれくらい?
配管の交換自体は30万円前後で実施できますが、見えない部分に通常配置されている設備ですから、床や壁を一度解体する費用がかかり、すべてを合計すると50万~100万円ほどとなります。
ただし、交換に付随して必要になる解体工事はマンションやお部屋の造りによって変わるため一概にはいえず、工事前の見積もりのご確認や、複数の業者への相談が大切です。
かなり大掛かりな工事が必要になり、費用面での重い負担だけではなく、工事の可否が不透明となる場合もあります。
配管をコンクリートに埋め込んでいるケースで、周囲を一度壊さないと交換できないため、かなり大掛かりな工事となり、費用がかさみがちです。
さらにそのコンクリート部分はマンションの共有部分とみなされる場合があり、工事には管理組合の許可を必要とするため、場合によっては工事ができない場合もあるのです。
配管の交換がそもそもできる造りかどうかも中古マンション購入前の重要なチェック項目となるでしょう。
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まとめ
配管はマンションでの生活に欠かせない大切な設備ですが、寿命があって交換が必要なこと、そして交換工事には少なくない手間や費用がかかることは購入前に要確認です。
その他の検討項目とあわせて確認し、都合のよい物件をお選びになるといいでしょう。
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