久留米市内では賃貸で借りるより購入した方がお得なのか?

不動産の豆知識

久保 強

筆者 久保 強

不動産キャリア31年

担当してくれて良かったと言って頂ける様にと常日頃『お役立ちの精神』で頑張り続けて30年。お客様に感謝して感謝される様に頑張ります。無理なく・リスク少なく・安心の不動産情報提供を心掛けておりますので末永くお客様のパートナーとしてありたいと思ってます。

久留米市内で住み替え物件をお探しのお客様で賃貸売買のどちらがお得か?と思われる時があるかと思います。


久留米市内は福岡県内でもお家賃が高額なエリアがございます。新婚の時にご希望されるカップル様は新築を借りたいの意向が強く、間取りも2LDKで60,000円前後・・ただ、実際にお探しされるとわかりますが新築や築浅の物件になると70,000円前後になる事が多く、新婚新居ですのでやむなく家賃を妥協される傾向が強いのだと思います。2LDKを住み続けて行くうちに子供さんがお生まれになり家族が増え二人で十分だった2LDKも段々と狭く感じます。子供さんの成長と共に新婚当初は考慮されなかった、学校区の事も視野に入り、希望校区での住み替えを検討始められます。

では住み替えの要望が高まりますとネットで物件検索を開始します。
①エリアから探す 学校区を視野にいれてなるべく通学の距離が短い場所、子供さん中心にのエリアを希望されます。
②新築でなくても良いので家賃を現状と同額、もしくは家賃を抑えたい
③駐車場は2台欲しい!ご主人は通勤で奥様は子供さんの幼稚園、学校、お習い事の送迎で使用する・・まさに一家に2台の時代です。
④現在のアパートが騒音等で上下左右にご入居者とトラブルの経験があり、防音性の高いマンション、もしくは1階のお部屋、一戸建ての貸家を探したい
⑤ペットがいるご家族、これから飼いたいので飼育できる物件を探したい
住み替えとは

住み替えとは今の生活より良い条件の物件に移りたいと希望される方が大半です。居住期間で得た生活の情報や評判、生活で起こった不満を解消できる物件を探すのは当然の事だと思います。要点を抑えて物件を探してみて意外に物件が少ない事にお気づきになると思われます。賃貸の世帯で行くと3LDKはそこそこあるのですが、4LDK以上になると情報が少ない事に気づかれると思います。検索して行く内に家賃を上げてみると若干は増えます(当然、毎月の家賃も増えますけど)



ここでふと新聞チラシや雑誌、投函された不動産の販売チラシに目が行きます。家賃感覚で買える??内容の支払い例が記入されてありあすのででは具体的には
新築戸建 4LDK 2500万円 駐車場2台可の物件で自己資金無しで(変動金利0.975% 支払い35年 ボーナス無し) 70,280円が毎月の返済する金額です。仮に新築の貸家で4LDKを借りる場合は2LDKで70,000円ですので4LDKであれば地域にもよりますが、100,000円以上はすると思います。借りるより安い!低金利のなせる技ですね。

では購入すれば良いと思われる前に上記支払いの表記には落とし穴がございますので下記にその内容をお書き致します。
①購入する上で諸経費が発生致します。車も購入も一緒ですが、本体価格に対して付随する経費を含めて取得となるのは不動産も同じです。不動産購入の経費として登記料、銀行へ支払う保証料や手数料、火災保険、仲介手数料等が別途必要となります。諸費用も購入希望者の年収や支払い能力ににより銀行が判断しますがおおまかに10%程度は必要と思っておいた方が良いです。
②物件によってはシャッターや網戸、テレビアンテナ等もない物件もありますので別途借り入れを要します。

金融機関では売買代金(購入価格)と①の諸経費と②の工事費も融資が可能です。

ですのでチラシの価格が2500万円でもプラス300万円程度必要になる場合もありますので2500万円の返済例ではなく2800万円の返済例の78,714円の月々の支払いとなります。チラシを作成した不動産会社に総額の支払い例を記載して欲しいと言いたい感じですが、上記①で述べましたが、誰しもが一定の諸経費ではなく、自己資金の有無や購入者の年収等により変わりますので諸経費を表示できないのです。ただ、反面諸経費やその他工事費を含め2500万円の物件を見つければ良いのですから2200万の価格の物件も久留米市内では多々情報がございます。

購入する上で賃貸と変わる部分がございます。これも下記の通り記載させて頂きます。

①賃貸では家主様が支払ってた固定資産税の支払いが発生致します。1年分の税金が土地と建物にかかり毎年久留米市では5月前後に納付書が来ます。税金は土地の評価で地域差があり、広さによっても変わります、建物も同様に建築面積等により異なります。固定資産税の支払いは1年一括でお支払いされるか?4期に分けて納付をする2択です。
②建物を維持していく上で年数経過と伴に屋根や壁の塗装や家屋内の設備不良や故障の修理代が発生致します。賃貸はこれを家主様がして頂くので借りてる方には負担がないのですが、自己の所有になればその経費も必要となってまいります。


上記の事を考えるとやはり賃貸が良いと判断されるかもしれませんが私の意見としてはずばり入をお勧めいたします
その上で当社がお客様にご提案させて頂いてる内容をお伝えいたします。
家賃がもったいないと思われて購入をご検討される場合は毎月のご負担可能な金額で購入価格をご提案致しますが、そのご負担可能な金額の中に別途下記の2つの金額を考慮した資金計画をご提案致します。
①固定差資産税を月々10,000円程度の負担で済む不動産の提案(年間12万円) これには土地面積、家屋の面積が広すぎず、安価済むような物件をお探しご提供致します。
②マンションに修繕積立金の負担がございますが、これは将来のマンション全体の大規模修繕(外壁、屋根の塗装や他回収工事)を行うためにマンションのご所有者様全員で毎月貯めて行く制度があります。戸建てを取得しても同様に別途自己で貯蓄していくと良いと思います。
金額は毎月5000円程度。仮に15年ずっと貯蓄して行くと900,000円、毎月10,000円で1,800,000円となります。
上記の事柄で単純に毎月のローンの支払いと上記①、②の合計を含めて家賃の支払いと同額か?と判断する事が大事です。

賃貸と違い、1度取得したら長期に渡り所有する事になりますので、賃貸の様に住み替えが安易には行きません。所有する家がある以上は維持費もかかります。ですのでご購入される場合は今の現状の生活だけを判断してイメージするより子供さんの進級される背景、通学、就職時の交通機関、老後の事まで想定してご購入される様にお勧めし、ご提案しております。
以上の事を考慮し、毎月の支払に無理が生じなければ私はやはり購入をお勧めしております。


最後に私の経験談です。現在マンションを購入して生活をしております。経緯は以下の通りです。
1、賃貸物件を借りて20年間引っ越さずに同じ部屋で生活をしておりました。家賃は当然に払うべきものだからと払い続け月々50,000円の20年間12,000,000円を家主様に払った事になり、気分的勿体ないと思いました
2、住み替えをする上で便利の良いとこに引っ越しをしたい事。
3、住宅ローン制度 自己資金のない私にとってこの制度がなければ買えませんでした。20年前に購入を考えましたが、金融機関より融資を受けれる金額が購入する代金の80%までで、20%の頭金と諸経費、工事費が自己資金が必要でした。購入したのは8年前ですが全部借りて購入しており、もちろん自己の生活に無理の金額にしております。
4、住宅ローン控除 これも大きな決め手でした。築年数が木造住宅で築20年 マンションの様な耐火構造で25年以内を自己住宅で取得し、住宅ローンを組むと、毎年、借り入れの残高の1%の納めた所得税が年末調整で10年間の間、戻ってくる制度です。(初回のみ申告を要します)仮に2000万円の残高であれば1%の20万円が戻ってくる事になります。
5、私の親も賃貸で将来、親の家を相続する事もない中で老後に賃貸を借りれるのか?今は不動産会社で仕事してて、どこでも入れそうでも定年退職した以降の老後に部屋を借りることが結構困難である事を職業柄理解して居たので今の内しかないと思い決断しました。


私たちは生きていく上で『衣食住』が必要と言われます。どれもお金の支払いが絡みますが、不動産を購入する金額は高額です、購入でなく賃貸したとしても毎月の出費では大きなウエイトを占めますので慎重な決断も必要です。賃貸が良いか?売買が良いか?よく問われますが?ご自身の将来像や居住年数、家族の数など様々な判断を要しますのですべての方に購入が良いとは言いかねますが、もし私と同じく、将来実家に戻ることなく、家賃の負担に勿体ないと思われせっかくの減税を受けたいと思われる方がいらっしゃれば是非購入をご検討くださいませ



みんなの不動産本舗では久留米市内で子供さん達の実家と呼べる住まいのご相談取得を全力で応援しております。是非お気軽にご相談下さいませ。また久留米市内では現在、新築建売の情報が豊富にございます。当社ホームページにも1部掲載をしておりますので是非ご覧ください。//www.minnano-f.co.jp/


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